防災・減災推進研修に出席しました

開港記念館で「防災・減災推進研修(事例発表会)」に出席しました。

歴史ある建物での講演会も横浜市民であることを改めて実感します。

4つの自治会からの発表に続き、3.11東日本大震災で釜石市の小中学生のほぼ全員が無事に避難した「釜石の奇跡」を導いた東京大学特任教授の片田さんの講演がありました。
災害時の要支援者は、行政が行う重度の要支援者とそれ以外は、住民同士の共助による支援を明確にするべきである。
行政主導のハード対策・ソフト対策には限界がある。
住民主体の防災に転換していく必要がある。

昨年の水害に対する内閣府の報告書の中で、行政の限界を行政が認めることにより、行政が主役ではなく、住民が主体となった防災対策への転換の必要性をとき、防災は、行政のサービスから、住民を行政がサポートするという方向性を打ち出しています。我々一人一人が自分の命を自分で守る意識と、自分で自分を守ることができない重度の要支援者は行政により、しっかりサポートされる。今後は、そのようになっていきます。
自然災害は、あなたやあなたの家族の命に関わる問題です。
行政が一人ひとりを助けに行くことはできません。
行政は万能ではありません。皆さんの命を行政に委ねないでください。
皆さんの命は皆さん自身で守ってください。
行政側のかなり踏み込んだ内容を突きつけられていますが、それが現実です。
お役所に頼らず、自分たちで考えて行動しなければならないという学びがありました。
(バードガーデン自治会 小林譲治)




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